キャンプとかハイキングとか

シングルモルトとアウトドアを楽しむブログ

西宮ケーソン釣り禁止と南芦屋浜の時間変更が無課金釣り人に与えた影響

西宮ケーソンの釣り禁止は、まるで長年の相棒を失ったような喪失感だ。

 

朝も早くから波打つ海面にルアーを投げ、時折感じる手元の震え、そして魚との駆け引き。

 

そんな日常が突然、禁じられるとは、、、

 

釣り場が消えた西宮には、もはや無料で竿を振れる場所は南芦屋浜しかなかった。

 

しかし、南芦屋浜も今や朝6時からではなく、8時からの開放。

 

f:id:jb-64:20240913231029j:image

 

つまり、最も釣果の高いと言われる朝マズメの時間帯に釣りができない。

釣り人にとっての早朝は、魚との真剣勝負が始まるゴールデンタイムだ。

それを奪われてしまえば、無課金勢にとっての選択肢はますます狭まる。

朝8時の開放時間じゃ、もう魚も腹を満たして、昼寝でもしている頃だろう。

 

残された釣り場が無いわけではないが、、、あまり好きな場所ではない。

 

釣り人のロマンと期待は、単に魚を釣る以上のものだ。

 

釣り場に行くという行為そのものが一種の儀式であり、その場が持つ雰囲気や環境が、釣り人の心を揺さぶる。

 

西宮ケーソンや南芦屋浜には、そうした「特別な何か」があった。

他の場所では味わえない。

 

無課金勢の私にとって、無料で楽しめる近場の釣り場はなくなってしまった。

 

最早、渡船で武庫川一文字に渡るしか無い。

 

 

釣りとは人生そのものだ。

 

常に思い通りにはいかないが、だからこそ一匹釣れた時の喜びは大きい。

 

 

40年使い続けたDiamond製スピニングリール:ヤエン釣りで再び輝くか

古びた釣具箱の奥から、40年の時を経て再び姿を現したのは、かつて「Diamond」と呼ばれたリールだった。

 

f:id:jb-64:20240910070944j:image

 

このスピニングリール、見覚えのある者は少ないだろう。

私が小学生の頃から使い続けていたものだ。

月日が経ち、釣り場も変わり、私自身も変わったが、このリールだけは静かにその役割を果たし続けている。

 

何十年もの釣りの時間が凝縮されたこのリールは、過去の釣行の記憶を呼び覚ます。

 

特徴的なのは、リールのお尻に付いたドラグだ。

現代のリールと比べると、確かに古めかしく見えるかもしれないが、その機能は未だに健在だ。

しっかりと手に馴染み、ドラグの感触は、まるで長い年月を経て磨かれた熟練の道具のようだ。

今、このリールを手にした瞬間、ヤエン釣りの可能性を感じた。

 

ヤエン釣りは、アオリイカを狙うための繊細な技術と集中力が要求される釣り。

緩やかに巻き上げ、相手との静かな駆け引きが繰り広げられるその瞬間、このリールが生きるのだ。

潮の香り、釣り場の静寂、そして水面に浮かぶ魚影。

このリールと共に過ごしてきた無数の瞬間が、再び俺の目の前に広がる。

何も変わらないようで、全てが変わった40年。

だが、このリールはその変わらないものの一つだ。

 

f:id:jb-64:20240910071055j:image

 

釣具の進化は目まぐるしいが、時に過去の道具に頼ることで、新たな価値を見出すことがある。

このDiamondのリールもその一つだろう。

40年の年月を超え、再び海に挑む準備が整った。

40年前の高性能リール ファントム

四十年前、小学五年生のガキだった俺は、擦り切れたポケットに大事に突っ込んでいたお年玉を握りしめ、ある決断を下した。

 

子供にしては大金だったその金で何を買うか、ずっと迷っていたが、最終的に選んだのがこのダイワ精工のファントムだった。

f:id:jb-64:20240904090337j:image

あの頃、釣りの知識なんてほとんどなかったが、これを手にした瞬間、何かが変わる予感がした。

黒光りするボディに刻まれた「HI-SPEED」の文字が、ただのリールではないことを物語っていた。

f:id:jb-64:20240904090350j:image

ファントムという名前もまた、無敵の武器を手にしたような気持ちにさせた。

 

だが、正直言って、このリールを手に入れるための出費は、当時の自分にとっては相当なものだった。

 

迷い、葛藤し、何度も店の前を行き来した末に、ようやく決断した。

 

f:id:jb-64:20240904090519j:image

 

手に入れた瞬間、胸が高鳴り、もう一度後戻りすることはなかった。

 

あれから四十年。。。

 

 

 

時代は変わり、釣り具も進化を遂げた。

 

最新のリールと比べれば、性能は圧倒的に劣る。

 

巻き心地、重量、精度――どれを取っても今のモデルには敵わない。

それでも、このファントムは現役であり続けている。

理由はただ一つ。

 

俺がこいつを手にしたあの日の決断が、今でも色褪せることなく心に刻まれているからだ。

 

時間が経っても色褪せない記憶と共に、このリールを手にするたびに、あの頃のガキだった自分を思い出す。

 

世間知らずの小僧が、大金を握りしめて選んだ一品。

 

それは、単なるリールではなく、俺にとっての成長の証でもある。

 

そして、その証は、これからも現役として、俺の手にしっかりと握られ続けるだろう。

 

f:id:jb-64:20240904090545j:image

 

究極の堤防釣りパートナー:ダイワ TB5000HS対応ロッドスタンドTB25/30の真価

 

 

ダイワTB5000HS対応ロッドスタンド:タックルボックスの真の力を引き出す

釣り。

それはただの趣味ではない。

潮風を受けながら、静かに忍耐を持って待つ男たちのプライドと技術が試される戦場だ。

 

そして、その戦場での装備は、まさに戦士の武器。

それを傷つけることがあってはならない。

 

特に、堤防での釣りでは、竿やリールが砂や岩に触れて傷つくリスクは常に存在する。

 

だが、そんな問題を解決するために私は、このダイワTB5000HS対応のロッドスタンドを購入した。

 

f:id:jb-64:20240820131135j:image

 

完璧な設計:ネジなしでの装着と高さ調整

このロッドスタンドは、タックルボックスTBシリーズに完璧に対応している。

ネジが不要で、簡単に装着できるため、組み立ての手間が省ける。

 

さらに、3段階の高さ調整が可能だ。

 

この機能により、どんな釣り場のシーンでも、あなたのスタイルに合わせて最適な高さを選べる。

 

釣り竿を立てかけるための道具に過ぎないと思うかもしれないが、これがあることで、竿が常にベストな位置にセットされるのだ。

 

無傷のリールを守るプロテクトキャップ

リールが傷つくことほど釣り人にとって悔しいことはない。

幸い、このロッドスタンドにはエラストマー製のプロテクトキャップが備わっている。

柔軟性と耐久性を兼ね備えたこのキャップは、リールをしっかりと保護し、どんなに激しい環境でも安心して使える。

 

タックルボックスに装着するだけで、あなたの大切な道具が確実に守られるのだ。

 

釣り場での安定性:横転防止用フットレスト

釣りの最中、釣り竿が倒れることほどストレスの溜まることはない。

 

特に風の強い日や、地形が不安定な場所では、この問題は深刻だ。

 

だが、このロッドスタンドはフットレストがしっかりと地面を捉え、安定性を保つ。

横転の心配は、これで一掃される。

 

まさに、どんな状況でもあなたの釣りをサポートしてくれる。

 

耐久性とカラーバリエーション

素材には、ポリカーボネイトとPOM(ポリアセタール)が使われており、軽量でありながら非常に耐久性が高い。

 

釣り場の過酷な環境にも耐えられるこのスタンドは、あなたの装備をいつまでも保護し続ける。

 

さらに、ブラック、ホワイト、グリーンの3色展開で、あなたのタックルボックスに合わせて選べる。

 

スタイリッシュな見た目が、釣り場でのあなたの存在感を際立たせるだろう。

 

選んだ理由

このロッドスタンドには2つのサイズがある。

小さい方はジギングロッドのようなグリップが大きい竿には合わないことがあるが、大きいサイズはどんな竿にもフィットする。

 

私は、大きいサイズを2個、小さいサイズを1個購入した。

これにより、どんな状況でも最適なサポートを得られるようになった。

 

まとめ

f:id:jb-64:20240820131438j:image

 

釣りの本当の快適さと、装備を完璧に守るためには、ダイワTB5000HS対応ロッドスタンドが欠かせない。

 

ネジ不要の装着、3段階の高さ調整、リールを守るプロテクトキャップ、そして横転防止用のフットレスト。

 

このロッドスタンドは、釣り場でのパフォーマンスを最大限に引き出すための必須アイテムだ。

 

あなたの釣りを、次のレベルに引き上げるこのスタンドを手に入れる時が来た。

 

 

 

komakuma.com

 

海に広がる冒険 タックルボックスTB5000HSで挑む

薄明かりの海に、朝霧が漂う頃、私はいつものように静かに準備をしていた。

 

釣りは私にとって、単なる趣味以上のものだ。

 

朝まづめの生命感溢れる釣り場、そしてその背後に広がる大海原の力強さを感じる瞬間、それが何よりも私の心を満たしてくれる。

 

最近、私の道具たちに新たな仲間が加わった。

それが、ダイワの「タックルボックス TB5000HS」だ。

 

f:id:jb-64:20240818102528j:image

 

このボックスを手にしたとき、私はすぐに運命を感じた。

まるで、私の釣り人生のために設計されたかのような堅牢な作りと、実用性を兼ね備えたデザイン。

まさに、私が長年求めていた理想の道具だった。

 

「今日も頼むぞ」と、私は心の中でボックスに語りかけながら、そのハンドルを握りしめた。

 

このTB5000HSは、ハンドルストッパーのおかげで、重さがバランスよく分散されていて、移動中も安定感が抜群だ。

 

f:id:jb-64:20240818102857j:image

 

f:id:jb-64:20240818102908j:image

 

以前のボックスでは、重さで片側に傾き、何度も苦労させられたが、今ではそんな心配は一切なくなった。

 

車で釣り場へと向かう。。。

 

やがて、広がる青い海の中に、釣り場が姿を現す。

 

f:id:jb-64:20240818102944j:image

 

私は車を停め、ボックスを開けた。

両開きのフタは90度でしっかりと止まり、海風に揺れることなく、必要な道具にすぐに手を伸ばせる。

インナートレーからプライヤーを取り出し、今日の大物に備える準備を進める。

 

このボックスは、ただの道具箱じゃない。

その堅牢さは、私が腰を下ろしてもびくともしないほどの安定感を持っている。

滑り止めシールがついているおかげで、滑らず安心して作業を進められる。

 

ふと、私は若かった頃のことを思い出した。

 

釣りに夢中だったあの頃は、夜通し海に出て、何度も道具を壊してしまったものだ。

しかし、今の私は違う。

道具の大切さを知り、信頼できるものだけを選び抜いて使っている。

このTB5000HSも、そんな信頼の道具の一つだ。

 

太陽が昇り始め、海は静けさを取り戻す。

 

私は深呼吸をしながら、ゆっくりと釣り糸を海に投げ入れた。

その瞬間、私はTB5000HSと一体となったような感覚を覚えた。

今日もこのボックスと共に、海という大自然に挑む。

その一瞬一瞬が、私にとってかけがえのない時間だ。

 

やがて、重みを感じる手応えが釣り竿に伝わってきた。

私はその感覚を楽しみながら、力強く竿を引き上げる。

海面に姿を現した大物を目にしたとき、心の中で満足感がじわりと広がった。

「ありがとう、TB5000HS」と私は呟きながら、再び釣り糸を海に送り出した。

 

今日もまた、このボックスと共に新たな冒険が始まる。

 

 

 

komakuma.com

 

Amazonで目に留まったウェーダー

20年の歳月が流れた。。。

 

20年前、俺は3万円のウェーダーを履き、命を懸けて釣りに挑んでいた。

だが、時は移ろい、俺の釣りに対する情熱も少し穏やかになった。

今の俺には、そんな大金をかける理由がない。

 

そこで、Amazonで目に留まったのがこの「unizom ウェーダー」だった。

 

黒いナイロンが光を吸い込み、鋭いシルエットを形作る。

胸上の紐と腰ベルトで、体にフィットするその姿は、まるで自然と一体化するかのようだ。

H形のサスペンダーは調整可能で、後ろは伸縮性があり、どんな体型にも馴染む。

これが、安さを感じさせないスタイルの秘訣だ。

 

内部にはインナーメッシュが仕込まれている。

これが快適さを保ち、季節を問わず使えるようにしている。

フェルトスパイクソールを備えた短めのブーツは、滑りやすい岩場でもしっかりと地面を捉える。

どんな地形でも、足元が崩れることはない。

 

「3万円の品と比べてどうだ?」と聞かれることがある。

 

確かに、あの時の品にはかなわない。

質感やフィット感、そして何よりかっこいい。

あの頃の俺が求めていた全てがそこにあった。

 

しかし、今の俺にはこれで十分だ。

年に数回、釣りに出かけるだけの俺にとっては、これが最適解だ。

 

その日は釣果ゼロだった。

 

f:id:jb-64:20240814221016j:image

 

だが、俺はそのウェーダーの性能を知り、満足していた。

次の挑戦では、必ずや大物を手にするだろう。

そして、このウェーダーがその瞬間を支えることになるに違いない。

 

安くても、侮るな。

これが俺の選んだ道具だ。

そして、その道具が俺の道を切り開く。

 

加藤誠司のルアー工房「REVONIK」へ

前回までのあらすじ

7月27日の太陽は容赦なく、琵琶湖の水面を灼熱の光で包み込んでいた。

その日、俺と相棒は20歳代からの付き合いを経て、再びブラックバス釣りに挑むために和邇川河口へと足を運んだ。

しかし、過去の悲しい思い出と同じように、釣果は芳しくなかった。

湖の風景が霞む中、俺たちはラーメン藤 和邇店で昼食をとることにした。

あの店のラーメンは、いつも俺たちの心を癒してくれる。

湯気の立つ丼を前にして、俺たちは無言で麺をすすり、スープを飲み干した。

その味わいは、失敗を忘れさせるほどに深い。

 

 

komakuma.com

 

加藤誠司との出会い

だが、釣りとラーメンだけがこの日の目的ではなかった。

俺たちの真の目的地は、加藤誠司のルアー工房「REVONIK」だ。

彼の工房は、琵琶湖からほど近い場所にあり、釣り人たちの間では知らぬ者はいない。

工房に入ると、大きな三列のショーウィンドーの中に飾られているルアーたちに目を奪われた。

加藤誠司は、気さくでWITにとんだ男で、彼の作るルアーは一つ一つが芸術品だ。

俺たちは、その中でも特に注目されている「VOLBEAT」と「DOTSIX」を求めていた。

 

VOLBEATとDOTSIX

「VOLBEATとDOTSIXを手に入れたい」と俺が切り出すと、加藤は静かに頷き、作業台の下からケースを取り出した。

その中には、美しく光るルアーが収まっていた。

「これがVOLBEATとDOTSIXだ。

慎重に使えよ。

これはただの道具じゃない、一つの命だ」

と加藤は語った。

その瞬間、俺はこのルアーに宿る力を感じた。

俺と相棒は、加藤の言葉を胸に刻み、静かに工房を後にした。

f:id:jb-64:20240730115409j:image

再挑戦の決意

この日、俺たちは釣果に恵まれなかった。

しかし、加藤誠司のルアー工房で手に入れたVOLBEATとDOTSIXは、俺たちの次なる挑戦への希望を灯してくれた。

灼熱の琵琶湖で過ごした一日は、決して無駄ではなかったのだ。

釣りとラーメン、そして加藤誠司との出会い。

この日の全てが、俺たちの心に深く刻まれた。

そして、また新たな冒険へと向かう準備が整ったのだ。