うちのおぼっちゃんは、こども園に3年お世話になったんやけど、お友達がなかなかできんかったんですよ。
それもそのはずで話しかけられないし、それどころか話しかけられても話せない、、、緘黙してしまうんです。
それに子どもちゃんたちの集団が苦手で、入っていけない、、、
これも、仲間に入ってるように見えるんやけど、一言も会話を交わしてない(^_^;)
これやったら、友達出来ないですよね。。。
それだけではなく、遊びも勝ち負けのある遊びはできへん。
どういうことかっていったら、例えばじゃんけん、サッカー、ドッチボール、かけっこ。。。全部できません。
本人曰く「負けるのがいややから」
負けると大癇癪、暴れて大声で泣き叫びますんや。
困ったもんですわ。
そりゃできませんやろ?友達。
そんなことやから周りの子は警戒して寄ってけぇへん。
園の夏祭りにワシら三人で出かけた時も、他の子たちは友達と走り回って遊んでるんやけど、うちのぼんはワシらのそばから離れへん。
ちょっとしたとでもすぐ泣いて大癇癪、、、
ASDってわかってる今やったら「ああそうやろうなぁ」っと思えるんやけど、当時はまだわかってなかったから「ワシらどこで子育て間違えたんやろ」って思うてました。
息子はASDの特性でできないのに親に叱られて、ワシら夫婦はもっと厳しく子育てせないかんと思って、叱りたくないけどがんばって叱って、、、
この頃が一番厳しい状況でしたんや、ワシら夫婦も息子も、、、
自分が安心できる居場所が家にも園にもなくて、たぶん息子はかなり追い詰められてたんやないかなぁ。。。
チックが出ましてね、、、咳チックとかまばたきチックとか・・・これ書くと長くなりそうやから別記事にします。
そんなピンチに晒されてたワシら三人家族が何に救われたんかっていいますと、ASDの診断ですわ。
診察を受けに病院へ行くわけなんですけど、この病院のこともいろいろありましてね。
このことも書きたいけど、話がだんだんあらぬ方向へ向かっていきますんで、これも別記事にして今度書こう思います。
それで、救われた話し。。。
大学病院でASDと診断されて、先生に特性のことや出来ること出来ないこと。
ASDのこの子からは世界がどう見えてるのか。
園でかなり無理して頑張ってることとかを教えてくれました。
その夜、息子を寝かせたあと夫婦で話し合いました。
いままで、気付いてあげられなくて悪かったなぁと、、、
布団で、息子の寝顔見ながら「今までの人生辛かったやろうなぁ」と思ったら泣けてきました。
この夜のことは一生忘れんと思います。。。
それからは、育て方を変えました。
第一は息子の心が、穏やかに日々を過ごせるように。
そうしたら、息子の顔がみるみる変わって笑顔も増えまして、気付いたらチックも無くなってました!
それから4ヶ月程。
年が明けて今年の正月休み明け、息子に友達ができるという驚くべき快挙!
きっかけはポケモンらしいんですが、先生曰く、いつも一緒に行動してるらしく会話もしてると、、、みなさんは「普通やん」って思いはるでしょうけど、これ息子にとっては快挙なんです!
毎朝、「園に行きたくない」って手こずってたのが、自分から行くようになって、「えっ?」と思ってたらこういうことでしたわ。
しかも、お相手のお母さんにお話し聞いたら、お相手の息子さんもウチの息子と遊べるから園が楽しいって言ってくれてたみたいで、嬉しすぎて泣きそうになりましたわ。。。
まぁ、しかし園に通って3年。
友達出来るのに3年かかってますねん(^_^;)
園は少し遠いとこへ行ってたんで、小学校に同じ園の子おりません。
そやから、「小学校では何年かかるやろう」と思ってました。
そしたら、本格的に小学校が始まって10日程で仲のいい友達ができたようです。
やりますやろ、ウチのぼっちゃん!