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おぼっちゃま、産まれて初めての手紙

うちのおぼっちゃまが通ってたのは、元々保育園だったこども園なんですが、ちょっと一味違うこども園でして、インクルーシブ教育っていうのをしてましてん。
 
インクルーシブ教育って言うんは、年齢の違う子も障害のある子もない子も分け隔てなくみんな一緒に育てようっちゅう理念の教育で、実際”縦割り”っていうて、各年齢の子どもたちを均等に割り振って半年くらいごちゃ混ぜに保育しますねん。
 
息子の通ってた園は、4~6歳の幼児クラスを縦割りにしとりました。
 
そして、8人くらいの小グループに分けまして、年長さんをリーダーにして年少さんの世話役も年長さんがするんですわ。
世話役は、決まったコンビを組んで半年間一緒に過ごします。
 
このグループは、給食も遠足の時のグループもいつも一緒。
一年間過ごしたら、このグループは強い絆で結ばれてるんです。
 
うちのおぼっちゃん、年少から入園なんやけどね、その時の世話役がはるかちゃんやったんです。
 
そのはるかちゃんは、うちの息子のお世話をものすごく良くしてくれて、すごく懐きましてね。
その当時はまだわかってなかったんですけど、ASDのうちの息子を世話するなんて、大変やったんやないかなぁ。
 
毎日、朝は「園に行くのイヤッ!」って言うて離れんかったんやけどね、園になんとか辿りついたら、はるかちゃんとその友達二人が来てくれて、手をつないで連れて行ってくれてたんです。
すごく助かったわ~。
 
 
それで、はるかちゃんが卒園して息子は年中さんになって、「さぁ、これから朝、どないなるやろかいなぁ」思うてましたら案外すんなり離れまして、バイバイなんかもしまして、「あれ?行けるんや。慣れたんかな?」って思うてましてん。
 
 
思うてましたんやけど、あっつい夏が始まった頃、色紙を持ってきまして「手紙書いて」いうんですよ。
まぁ、代筆なんやけどね、何を言うんかなぁ思うたら、
 
「はるかちゃんへ  〇〇(息子の名前)、はるかちゃんがいなくても、がんばってるよ。」
 
っていうたんです。
 
 
「もう慣れて大丈夫なんや」思うてましたらそうじゃなくて、がんばってたらしいんですわ。
 
 
うちの子の特性で、集団での活動・遊びが苦手なんですけどね。
園なんて、この連続じゃないですか。
 
たぶん、めっちゃ頑張ってたんやろなぁと思います。
 
 
 
 
それで、その手紙をはるかちゃんの妹さんに渡したらしいんですけどね、あくる日、園に行ったらはるかちゃんのおかあさんが目を潤ませながら話しかけてきて、「お手紙読みました。ありがとうございます。」ってお礼言われました。
 
いえいえ、こっちがありがとうですよ。
 
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(2018年当時の息子、高杉高原おおやキャンプ場で)