作図スピードアップのコツ
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何も考えず引ける線を増やす。
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線を引くスピードを上げる。
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書き順を決める。
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フリーハンドで書けるものは書く。
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間違えない。
さぁ、昨日は1,2階平面図を途中まで書きながら「何も考えず引ける線」の説明をしました。
わかってもらえたでしょうか?
今日は2番目の「線を引くスピードを上げる」です。
実は、1番の何も考えず引ける線を増やすだけで、線を引くスピードは格段に上がってるんですが、更に早く引く方法です。
それは、筆圧を下げる。
ええ、学校で教えてもらうこととは逆のことを言っています。
ホントは、壁や柱の実線は濃く書く方が図面はきれいに見えるのですが、強く押し付けて線を引けば当然、線を引くスピードが下がります。
そこで、必要以上に濃く書く必要はないので、極限まで筆圧を下げるのです。
下げ過ぎて、寸法線より薄い線にならないように注意です。
筆圧を下げれば、他にもスピードが上がる要素があります。
それは、芯が折れない。
筆圧を上げると線を引いている途中でシャーペンの芯がよく折れます。
折れると当然、線を引く手が止まります。
そしてカチカチ芯を出してからまた線を引く。
これは、大きなロスです。
この間に線4,5本引けてます。
そしてもう一つ、消しやすい。
濃く書けば、なかなか消えない。
何度も、消しゴムを往復しなければなりません。
どうです?
筆圧を上げて濃い線で図面を書くと美しく仕上がるかもしれませんが、時間がかかる上に、図面が汚くなります。
私は、美しく書くより早く書くことをお勧めします。
早く描いて、間違えがないか見直しチェックの時間を多くとる方が合格の可能性が高いと思います。
今日は、2階床伏せ図を筆圧を下げて書いてみました。
この程度の線の濃さでいいんですって説明したかったんですが、わかりませんね(^_^;)
このまま、火打ちや補強しないといけない梁を書き込んで、先に2階床伏せ図を仕上げましょう。
この時に1階、2階平面図の柱を書き忘れていないかとか、柱が1間以上飛んでいないかとか書きながらチェックしましょう。
ここまで、1時間あれば十分描けると思います。
あと残るは、家具や設備のレタリングと寸法線記入です。