作図スピードアップのコツ
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何も考えず引ける線を増やす。
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線を引くスピードを上げる。
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書き順を決める。
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フリーハンドで書けるものは書く。
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間違えない。
まずは1番の「何も考えず引ける線を増やす」
ステップ1
どういうことかって言いますと、例えば水平な下書き線を基本ユニット通りに上から1間、1間、2間を1,2階同時に引く。
そして、北に下屋を一間出すならそれも引く。
下書き線なので薄く引きます。
機械的に何も考えずに躊躇なく引く。
写真は、薄く引いたら見えなかったので濃く引いてますが、実際には薄くです。
そして、この薄い下書き線は、余分な部分があっても実線を引くと見えなくなるので消す必要はありません。
ステップ2
水平線を引き終えたら垂直線です。
エスキス通りに壁のある部分を引きます。
この時重要なのは、間違えたとしてもその都度消しゴムに持ち替えて消さないことです。
間違えても気にせず、一旦1,2階の垂直線をすべて引ききってください。
下書き線は、水平線も垂直線もすべて引ききってから、自分が図面を描き間違えそうなら消してください。
ステップ3
開口部の短線を引く。
エスキスに書いた開口部を書き写してください。
何も考えず機械的に書き込むだけです。
ステップ4
そして、壁の実線を書きます。
下書き線に合わせて、何も考えず機械的に引きます。
何も考えずに機械的に引くと、壁の線が自動的に交差して柱が書けてます。
しかし、交差しない部分、例えば窓の両端や柱間隔が1間以上飛んでいる部分などはフリーハンドできれいに書き入れてください。
窓とドアの線を書き入れて、ここまで30分以内で描けるはずです。
ここまで書いたら、平面図は一旦置いておいて床梁図を描きます。
なんでここで床梁図に行くかといいますと、各階の壁と柱が見やすいからです。
平面図を書き終えると当然ですが家具や設備が書き込まれています。
床梁図は梁と柱を書き込みますので、平面図が書きあがる前に、壁と柱だけの状態で書き込むと書きやすいです。
次回は床張り図を描きながら解説します。