年長さんの夏にASDと診断されたおぼっちゃん、こども園に入園時にはわからんかったわけでして、おぼっちゃまは加配無しどころか一切の配慮無しで園に通っとりましたんや。
それはそれは、おぼっちゃんにとっては過酷な毎日やったんやないんかなぁと思います。
そんなおぼっちゃまの登園初日はワシが送りましたんやけど、どうも後味悪い感じになりまして、3年たった今でも忘れられません。。。
2017年4月の話、今日から登園するっていうのがどうも想像できんまま、その日の朝を迎えましてん。
それまでワシらにベッタリ一緒で、「ハイ!今日から一人でこども園」ってホントに大丈夫かぁ、、、すごい不安を抱えて朝を迎えたのを覚えてます。
そやけど、おぼっちゃんはこのあと私らと別れるってわかってない様子、、、説明はしたんですけどねぇ。。。
余計に不安を募らせながら朝ご飯を食べまして、車で出発しましたんやけど、おぼっちゃんを送った後、そのまま会社へ直行しても時間的にギリギリなんですわ。
それで少し焦りながら、保育室のロッカーに荷物を置いて担当の先生の視診を受けた後、みんなが遊んでる園庭に連れて行ったんですけどね、数人いてる先生が誰も迎えに来てくれへん。。。
「まぁ、ここで待ってたら迎えに来てくれるやろう」と思っておぼっちゃんに「おとうさんは会社に行くな、バイバイ」って言うて別れたんです。
それで、園の門まで一旦園舎に入ってぐるっと回るんですけど、門の手前にある窓から園庭が見えるんです。
それで覗いてみたらおぼっちゃん、まだ園庭の入口に立ってますねん。。。
左手で右手の人差し指の爪を触りながら不安そうに立ち尽くしてるのが遠目に見えましてね、心配でしばらく見てたんですけど誰も来てくれへん、、、
そやけど遅刻しそうやったから、そのままおぼっちゃんを置いて会社へ行ったんですわ。
これをすごく後悔してまして、遅刻してもいいから戻って先生を呼んだら良かった思うてね、、、
この経験からかどうかは、はっきりわかりゃしまへんのやけど、あくる日から毎日園に行くのを嫌がりましてね。
もう、年長さんの正月明けまで毎日登園渋り、、、年長の夏には不登園になりましたんや。
ああ、あの時のワシの行動、巻き戻してやり直したい。。。不安そうに立ち尽くしてるおぼっちゃんの姿は多分一生忘れんような気がする(-_-;)
(何気なくこのことを本人に話してみたら本人は忘れてた∑(゚Д゚)
(当時のおぼっちゃま in 伊勢神宮)