3月13日、先週の土曜日なんですが、午前中は息子が年中さんやった2019年2月から習ってる和太鼓の稽古へ3ヶ月ぶりに行ってきました。
和太鼓っちゅーてもみなさんが想像するお祭りで激しくたたく勇壮な太鼓ではなくて、民謡太鼓なんです。
わたしも最初はお祭りの太鼓や思うて行ったんですが、曲が民謡の「リンゴ節」とかで全然違いまして、、、あれ?っと思ったんですが、叩いてみると面白いし難しい。。。気が付いたら、息子もたのしい!ってハマってました。
もう、2年習ってるんですが、昨年はコロナで半分も行ってなくて舞台に立ったのは一昨年の春の一回だけ、、、今年は演奏できる機会があるかなぁ。。。
午後からは、息子が一番楽しみにしている運動療育。
2019年9月に息子が発達障害と診断された当初、当時の息子は、すごく荒れていていつも怒ってるか泣いてるか、、、暴言や暴力もひどくて1度泣きだしたら2時間も3時間も怒って泣き続けて、物に当たって暴れたり手が付けられない状態でした。
それまでは、私達も園の先生方も発達障害と気付かず接していたので、厳しくしつけて叱ったり、運動会や生活発表会も無理に参加させたり、特性で出来ないことを、がんばらせたりしてまして、、、今から思えばひどいことをしたなぁと思うのですが、息子はそれに応えようと頑張ってたんです。。。
でも、他の子と同じように出来ない、、、竹馬を運動会で披露する時も他の子達は乗れるようになってるのに息子だけ出来なかったり、、、
産まれて4,5年の幼児が大きな挫折感を何度も経験してすっかり自己肯定感が下がり切って生きるのが辛かったんやと思います。
5月くらいから人の集団を怖がったり、電車のシートに他の人と対面して座るのを怖がるようになり、7月ころからまばたきチックや咳チックやほかにも複数のチックが同時に出だしまして、、、汚言症といって罵倒語などを言ってしまうのもチックの一種らしく、息子はいまだに暴言を吐くのはチックなのかもしれません。
で、8月から不登園になり9月に発達障害と診断されるんですが、そこから夫婦でインターネットやグーグルマップで探した療育施設に電話しまくったんですが、ことごとく定員オーバーで断わられて心折れそうになりながらやっと見つかった療育先がこの運動療育なんです。
はじめて連れて行ったのはカミさんなんですが、通っていた通級でもグループの活動に一人馴染めず浮いていた息子が、ここでは初めて会った先生と大声で楽しそうにはしゃいでたそうなんです。
家の中以外でそんな姿を見たことなかったんで、ちょっと見てみたいなぁと思いまして、会社休んで一緒に行きましたら、別人か!って思うくらい楽しそうにはしゃいでまして、、、驚きました。
先生がすごくうまく息子を乗せてくれて、無理はさせず褒めて褒めて体を動かすって療育です。
やってることは、戦いごっこやサッカーとか遊びの延長なんですが、いつも怒ってるか泣いてる息子が苦手な運動を楽しんでるってことが一番の効果やなぁと思いました。
私達の子育ても、人を傷つけたり危害を加えない限り怒ることはせずに褒めて育てるように切り替えまして、特性で苦手な運動会や生活発表会にも無理に出席せず、スモールステップで本人が出来ると思うことだけ参加するようにさせてもらいました。
そうして、出来るだけ心の負担を減らしていったら園にちょっとづつ通えるようになり、チックが無くなり、人の集団も怖がらなくなり、、、でも、人に対しては、まだ、ちょっと警戒心が強いかな。。。
それでも、当時と比べたら格段に明るい性格になりました。
普段の生活で笑ったり冗談を言ったりするようになりまして、最近ではおどけたり、近所の人とも話せるように、、、
特性がすごくやわらいだように思います。
特性がやわらいだきっかけは、いろんな要因が絡まり合ってるんやろうと思うんですが、この療育施設の存在は間違いなく大きいです。
息子は今もこの療育施設と初めて受け持ってもらった先生が大好きで毎週楽しみにしています。
この日は、初めて会う同じような特性のお兄ちゃん2人とシェアで、どうかなぁ、、、と思ってたんですが、一緒の部屋で先生と戦いごっこしたり、ドッチボールして一緒に遊べました!
昔やったら部屋にも入れなかったと思うんやけど、成長してるなぁと感慨深かったです。
同じような特性の子ども達なんで、こども同士は一言も会話しませんでしたが、3人とも楽しそうでした。
その、楽しい気持ちが大事なんやなぁ。。。