キャンプとかハイキングとか

ASDと診断された我が家のおぼっちゃまとアウトドアを楽しむブログ

2日目 百名山2座目を目指し中央アルプス 木曽駒ヶ岳へ

さぁ、果たしてホントに4時に起きれるのか、、、

起きれたとしても登山の準備をして5時発の特別便に乗り込むことができるのか、、、

 

 

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長距離ドライブの疲れもあるし起きれるのか不安やったんですが、3人ともアッサリ起きれまして、、、息子はこんなにテキパキ動けるんやってくらい普段より準備が早く無事に駐車場へ到着。

 

 

 

 

早朝指定ロープウェイきっぷ

 

4時半くらいに駐車場へ着きましたんやけど、チケット売り場は長蛇の列。。。

どうやら前日から車を駐車して車中泊してるようでした。

 

バスとロープウェイに乗るのに2時間待ちって話を聞きましたんやけど、ホントにそのくらいかかるかもしれません。

 

もしそんなことになりましたら、息子の脚では登頂して降りてくるのに時間が厳しいんやないかと思いまして、ちょっと割高やけど、インターネットで1日40名限定の「早朝指定ロープウェイきっぷ」を申し込みしまして、バスの切符購入の列にもバスの乗車待ちの列にも並ぶことなく5時発車のバスに乗ることができました。

 

この切符、インターネットで申し込んで現地で支払い、もし間に合わなくってもキャンセル料はかかりません。

オリジナルグッズも貰えますのやけど、私らはロープウェイの形をした目覚まし時計でした。

出来れば行きではなくて帰りに渡して欲しかった。。。

 

2021年は、7月22日(木)~10月11日(日)の特定日に販売されます。

 

料金は、大人往復「早朝指定ロープウェイきっぷ」 5,600円(往復バス・往復ロープウェイ・オリジナルグッズ)

小人往復「早朝指定ロープウェイきっぷ」    3,500円(往復バス・往復ロープウェイ・オリジナルグッズ)

1日40名限定の内訳なんですが、大人早朝指定ロープウェイきっぷ 35枚、小人早朝指定ロープウェイきっぷ 5枚となりますので、子どもの切符争奪戦が激しいかも、、、

駐車料金は別途24時間800円がかかります。

 

ロープウェイで千畳敷カールまで登るだけでもこの世とは思えない絶景が広がってますので楽しいと思います。

 

 

千畳敷カール

 

5時に菅の台バスセンターを発車し、30分ほどでしらび平に到着。

 

ここからロープウェイ、20分ほどで千畳敷カールへ。

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寒いかなぁと思いましたが、そうでもなく薄い半袖で丁度いい気温です。

 

 

一気に標高2612mまで登りましたので、絶景を楽しみながら朝ご飯やトイレなどゆっくり済ませまして、いよいよ山頂目指して出発。。。

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ですが、ここで注意事項、ここから先は山小屋のトイレを利用することになるのですが、有料で200円かかります、、、トイレは出来るだけロープウェイ終点の千畳敷ホテルで済ませておきましょう。

 

 

神社からロープで仕切られた道をテクテク歩いていくのですが、さすが花の百名山でもある木曽駒ヶ岳!

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しかし空気が薄い、、、少し歩けば息切れします。。。

 

3000mどころか2000mも人生初体験なんですが、空気が薄いということを実感しました。

そして空が濃いブルー。。。

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すごくきれいなブルーなんですが、写真ではいまいち、、、

是非、肉眼で見てもらいたいです。

 

 

 

中岳

 

千畳敷カールを登りきるとすぐそこに切り立った宝剣山山頂が見えますのやけど、ここを息子を連れて登るのはまだ危険かなぁと思いましたので今回はパス。

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宝剣山荘でソフトクリームを食べながら、南アルプス方面を望むと遠くに薄っすら富士山が見えてました。

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ソフトクリーム、みんな食べてますので、「美味しいんやろか」と思いまして息子の分と2つ買いましたんやけど、ミルクの味が濃厚でものすごくおいしかったです。

息子はひとなめもせずに落としましたので、一つを半分こになってしまったのが残念でなりませんが、、、

 

 

宝剣山荘を後にして中岳に向かいますのやけど、ちょっと歩いては息切れ、、、ちょっと歩いては息切れ、、、を繰り返し、おとっちゃんとおっかさんは休憩多めで息子に待ってもらうという、いつもとは逆の立場に、、、息子は体が小さいから空気が薄いという影響が少ないのか「息しんどない?」って聞いたら「普通、いつも登山するのと一緒」っていうとりました。

 

スローペースで中岳 2925m 9時半登頂。。。かなりしんどかった。

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頂上山荘

 

中岳山頂から頂上山荘を見下ろしながら降りていきます。

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頂上山荘の右側はテント場になってます。

今はコロナの関係で70張り限定早い者勝ちのようです。

最初は満天の星空を見たくて、ここに泊まろうかとも思たんですが、3人用テントと食料を担いでたどり着けるのか、ちょっと不安やったのでやめときました。

リュックも60Lしか持ってないので、荷物が入り切らんだろうなと思いまして、、、

 

石がゴロゴロと歩きずらいのでゆっくり降りてましたんやけど、息子はさっさと降りて先に休憩しとりました。

体力が逆転する日も近いような気がしてきた。。。

 

昼食は、前日、大型スーパー ニシザワで調達しました割引パン。

メロンパンとかクリームパンとか甘い系のパンばかりで、途中で食べるのが辛くなりまして、、、割引じゃなくても総菜パンも買ったらよかった。。。

 

頂上は、ここからさらに500m登ったところ。

 

バッチを買うなら山頂近くの小屋と決めてますので、頂上山荘にバッチが売ってるか確認して、いざ!木曽駒ケ岳山頂へ。

 

 

ASD息子、癇癪を起こす

 

カミさん、前日キャンプ場でなかなか眠れなかったらしく、頭が痛いと言い出しまして、軽い高山病かも、、、あとたった500mというところやったのですが、諦めて寝とくということになりまして、息子と二人でアタックしました。

 

リュックをカミさんに託して身軽に出発。。。のはずやったんですが、身軽になってもすぐに息切れ、、、もっと心肺を鍛えなあきませんな。。。

 

 

登りだして1/3くらいのところで、大岩に腰かけて休憩しましたんやけど、息子、この岩に登り損ねて転げ落ちまして、、、頭を打ってないし大丈夫やとわかってましたので、自分で立ち上がるまで放っておいたんです。。。

 

でも、周りの方が優しくて、駆け寄って助け起こして「大丈夫?」って声をかけてくれまして、、、定形発達のお子さんは、これで元気になるんでしょうけど、息子はASDの特性で超人見知り、、、人とかかわるのが苦手で緊張とドキドキで不機嫌になって大癇癪が。。。

 

これはヤバいと思いまして、息子の近くに座って周りの方に「ありがとうございます。もう大丈夫です。」とお礼を言いまして、早くこの状況を脱しようと試みたのですが、ダメでした。。。周りの方が「怪我が無くて良かったぁ、、、」っと安堵して和やかに微笑みあいながら立ち去ろうとした瞬間に息子が「笑うなー!」っと癇癪を起こして、おとっちゃんをグーで攻撃。

 

助けてくれた人に「ありがとうございました。」って言えばいいだけなんですが、、、息子の脳でどうなってこういうアウトプットになるのか。。。未だに理解できません。

 

療育や小学校や息子自身の成長で、薄れた特性がいっぱいありますのやけど、この部分は全く薄れません。。。この部分の特性は重いってことなんでしょうなぁ。。。息子の将来が心配。。。

 

 

 

木曽駒ヶ岳登頂成功

 

息子、何とか30分で気持ちを切り替えて登山再開。

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30分という短時間で切り替えできるようになったのは息子の成長したところ。

昔は1時間も2時間切り替えできずに泣きわめいてましたから、、、昔は、登山どころかお出かけするのも一苦労でした。

 

そこからは、快調に歩けまして山頂到着!

 

 

 

百名山 2座目 木曽駒ヶ岳 登頂成功!

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山頂には、周囲の方角と見える山の名前が書かれた銅盤?があるんですけれども、登頂された方皆さんタッチされてるんでしょうなぁ、もう薄れててほぼ読めません。。。

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山頂では座って景色を眺めてる人、お湯を沸かしてラーメンを食べてる人、記念撮影してる人、思い思いに過ごされていましたが、私たちはカミさんを山頂小屋に置いてきてますので、記念撮影と木曽駒ケ嶽神社に参拝して早々に下山。

 

もう一つの懸念は、雲の上に突き抜けてた山頂にじわじわと雲が迫ってたこと。

カッパは持て来てますが、出来れば雨に降られたくないし予報は午後から雷も鳴るそうなので、何とかその前に下山したい。。。

 

下山は登りもありますが、ほぼ下りですので快調に千畳敷まで戻ってきたところで、雲が、、、

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何とか千畳敷ホテルに入ったところで雨がぽつぽつと、、、

 

下りロープウェイは、1時間待ち

 

ロープウェイは整理券が配られてまして1時間待ち、、、

ホテルの売店で息子の通学用に千畳敷カールモデルのNALGENE BOTTLE 500mlや雷鳥のぬいぐるみを買ってましたら、あっという間に1時間。。。

さぁ、次が私たちがロープウェイに乗り込む番という時にジャラーン!バリバリバリ!っと今まで来たことがないような雷の音。。。ロープウェイ運休で更に1時間待ちました。

 

雷鳴が轟いてる最中も山頂に人影がありまして、「怖いやろうなぁ、、、」ってカミさんと話してましたんやけど、下山がもう1時間遅れてたら危ないところでした。。。

 

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激しい雨も降ってましたので、怖がるカミさんと息子を連れて下山は厳しかったかもしれません。

 

山の天気予報見てて良かったです。

 

 

キャンプ場に帰還

 

17時、菅の台バスセンターに戻ってきましたところ地面は全く濡れておらず、下界は全く雨が降ってなかった様子。。。

 

ホントは、下山後温泉に寄る予定だったんですが、キャンプ場で留守番してるりっちゃんが雷にビビってるんちゃうかと心配やったんで、大型スーパー ニシザワで晩御飯を調達後、まっすぐキャンプ場に帰還したのですが、りっちゃんはケロッとしてました。

 

温泉寄れとったな、、、

 

晩御飯は、炭火でマトンと牛モツ、馬肉の燻製を焼いてビールで祝杯。

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普段なかなか寝ない息子が、珍しく「もう眠たい、、、」ってことなので20時就寝zzzzz

 

 

3日目につづく